Internet Explorerからの取り込み機能について

Internet Explorerの「保護モード」と取り込み機能

Internet Explorerには「保護モード」という機能が搭載されています。
保護モードはInternet Explorerの動作権限を制限することで、ユーザの同意なしにActiveXがインストールされたり、悪意のあるプログラムが自動的にインストールされるなどといったセキュリティ上のリスクを回避しています。
保護モードの設定状況は「インターネットオプション」の「セキュリティ」タブにて確認できます(インターネット上のWebページを表示する際の「インターネットゾーン」では初期設定で有効になっています)。

保護モードが有効なInternet Explorerでは書き込み可能な領域はインターネット一時ファイル領域やHistoryフォルダなど一部へ限定されることになりますので、PC内の任意のフォルダへWebページコンテンツを保存する紙copiの取り込み機能はこの保護モードの制限を受けることになります。

このページでは保護モードが有効なInternet Explorerから取り込んだ際に発生する現象について、その内容と対応方法をご案内します。
なお、いずれの現象も「インターネットオプション」より保護モード機能自体を無効にすることで回避することは可能ですが、その場合にはInternet ExplorerひいてはWindowsのセキュリティを低下させることになりますので推奨できません。以下記載の方法にて対応して頂ければと思います。


現象内容と対応方法

■右クリックメニューからの取り込み時に確認ダイアログが表示される

現象:
「動作設定」の「取り込み」タブにて「IEの右クリックメニューから取り込む(IEの再起動が必要)」が有効になっている場合、Webページ上で右クリック操作を行うと「紙にページ全体を取り込む」などの取りこみ用メニューが表示されますが、保護モードが有効な環境では右クリックメニューからの取り込み操作実行時、「紙 常駐」の動作を許可するか確認するダイアログが表示されます。
対応方法:
「許可する」ボタンをクリックしてください。
「許可する」ボタンをクリックすると、取り込み先の箱を選択する「取り込み窓」が画面中央に表示されますので、任意の箱をクリックして指定してください(「取り込み設定」にて取り込み先を特定の箱に固定している場合はその箱へ直接取りこまれます)。
「今後、このプログラムに関する警告を表示しない」にチェックを入れて「許可する」ボタンをクリックすると、次回から確認ダイアログは表示されなくなります。

■ドラッグ&ドロップによるWebページの取り込みを行うことができない

現象:
保護モードが有効なInternet ExplorerからWebコンテンツの全部もしくは一部を範囲選択して画面右へドラッグ操作を行っても、紙copiの「取り込み窓」が表示されない、もしくは「取り込み窓」は表示されてもマウスカーソルが赤色の停止マークになり「IEのセキュリティの設定により取り込むことができません」というメッセージが表示されます(取り込み窓の表示有無などはWindowsおよびIEのバージョンにより動作が異なります)。
対応方法:
保護モードにて表示中のWebページの内容を直接ほかのプログラムへ渡すことはできませんので、右クリックメニュー経由もしくはショートカットキー経由での取り込みを行ってください。

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