紙copiのデータを管理する
紙copiデータの保存場所
紙copiの各データはそれぞれ初期設定で以下の場所に保存されます。
保存場所 | |
---|---|
箱データ | 「ドキュメント」内の「Kami Data」フォルダ(※) Dropbox連携を使用している場合はDropboxフォルダ内 |
[予備保存]ファイル | C:¥Users¥USERNAME¥AppData¥Roaming¥Kami Data¥Backup |
設定情報 | レジストリ (HKEY_CURRENT_USER¥Software¥Nag以下) |
※:「ドキュメント」の標準保存場所は「C:¥Users¥USERNAME¥Documents」。
紙copiデータのバックアップと復元
紙copiで作成したファイルは各箱の保存先として指定されたフォルダに保存されます。
初期設定ではすべての箱のデータは「ドキュメント」フォルダ内の「Kami Data」フォルダ以下に箱と同名のフォルダとして保存されますが、別の場所にあるフォルダを紙copiの箱として登録・利用することもできます。
箱データをバックアップする際には、それら「Kami Data」フォルダ以外の場所にある保存先フォルダも忘れずにバックアップする必要があります。
■箱をバックアップする
- エクスプローラーなどにて「ドキュメント」フォルダを開きます。
- 「Kami Data」フォルダをサブフォルダも含めて任意の場所へコピーします。
- 「Kami Data」フォルダ以外の場所にあるフォルダを紙copiの箱に登録していた場合は、その箱の保存先フォルダ([箱]メニュー[箱の書式]の[場所]欄参照)も任意の場所へコピーします。
Dropbox連携機能を使用している箱はDropboxにて自動的にデータの同期・バックアップがおこなわれていますが、PC内のデータを直接バックアップしたい場合には、Dropboxフォルダを開き、該当の箱の保存先フォルダをコピーしてください。
なお、紙copiにて編集操作をおこなうと自動的に編集前のファイルがバックアップされます。
このバックアップファイルを保存しておきたい場合には、「C:¥Users¥USERNAME¥AppData¥Roaming¥Kami Data¥Backup」フォルダを任意の場所へコピーしてください。
(エクスプローラーにて「AppData」フォルダを表示するためには隠しファイルを表示する設定に変更する必要があります)
■箱を復元する
バックアップしておいた箱データを紙copiの箱として再び登録するには以下の操作をおこないます。
- エクスプローラーなどにて「ドキュメント」フォルダを開きます。
- バックアップしておいた「Kami Data」フォルダを「ドキュメント」フォルダ内へ移動します。
- 紙copiを起動し、[箱]メニュー[新しい箱を作る]をクリックします。
- [他から選ぶ]ボタンをクリックして、「Kami Data」フォルダ内の箱として復元したいフォルダを指定します。
- [作る!]ボタンをクリックします。
「Kami Data」フォルダ以外の場所にデータを保存したい場合には、任意のフォルダへ移動後、上記手順3から4でそのフォルダを指定してください。
復元したい箱が複数ある場合は、それぞれの箱について上記の操作を実行します。
■レジストリの設定情報をバックアップする
紙copiの動作設定情報や各箱の保存先フォルダ情報などはWindowsの「レジストリ」と呼ばれるデータ領域にて管理されています。これら各設定情報をバックアップするには以下の操作をおこないます。
- エクスプローラーなどにて「ドキュメント」フォルダ内の「Kami Data」フォルダを開きます。
- 「紙copi設定保存.bat」ファイルをダブルクリックします。
- 自動的に「バックアップ-紙copiの設定.reg」ファイルが作成されますので、任意の場所へコピーします。
■レジストリの設定情報を復元する
紙copiの動作設定情報や箱の登録情報などを復元したい場合には、以下の操作をおこないます。
- 「バックアップ-紙copiの設定.reg」ファイルをダブルクリックします。
- 「ユーザーアカウント制御」の確認ダイアログで[はい]ボタンをクリックします。
- レジストリへのデータ追加を確認するダイアログが表示されますので[はい]ボタンをクリックします。
なお、レジストリに記録されている紙copiの設定情報は、箱の保存先フォルダ情報などそのPC環境固有の情報が含まれます。
ほかのPC環境にて復元操作をおこなった場合、環境の違いにより設定の修正操作が必要になることもあります。そのため、設定情報のバックアップ・復元は、同一PC環境において現在の設定を保持・復元することを目的にお使いください。
ほかのパソコンへ紙copiのデータを移行する
パソコンの買い換えなどに伴いほかのパソコンへ紙copiのデータを移行したい場合には以下の操作をおこないます。
- 旧PCにて「■箱をバックアップする」をもとに箱データをバックアップします。
- 新PCにて「■箱を復元する」の手順1から2をもとに箱データを「ドキュメント」フォルダへ移動します。
- 新PCへ紙copiをインストールします。
- 紙copiを起動すると「標準」「ゴミ箱」のみが箱として登録されていますので、「■箱を復元する」の手順3以降を実行してほかのフォルダも箱として登録します。
紙copiの設定情報はレジストリにて管理しており「■レジストリの設定情報をバックアップする」からバックアップすることは可能ですが、設定情報には箱の保存先フォルダなどお使いのPC環境固有の情報が含まれていますので、この設定情報をそのまま別のパソコンへ移動・適用しても適切に設定情報の移行を行えないことがあります(特にWindowsXPからWindows8.1へ移行するような場合、「ドキュメント」フォルダの場所が大きく異なりますので箱の登録情報をそのままでは移行できません)。
そのため、ほかのパソコンへ紙copiデータを移行する場合には、上記手順のように箱データのみを移動してから、箱の再登録・各種設定をおこなってください。