5.「箱」

5-1.箱を作成する

「紙copi Lite」のインストール直後には、「標準」と「ゴミ箱」の2つの箱しか存在しませんが、箱は自由にいくつでも作成することができます。

■新しい箱の作成方法

  1. 箱エリア最上部の[新しい箱を作る]ボタンをクリック、もしくは[箱]メニューから[新しい箱を作る]を選択します。
  2. [新しい箱を作る]画面が表示されますので、箱の名前に指定したい内容を入力して[作る!]ボタンをクリックします。

箱は、[動作設定]-[基本設定]タブの[新しい箱の作成先フォルダ]で指定された場所の下に新規フォルダとして作られます(標準では、WindowsXP環境においては「マイ ドキュメント」内のKami Dataフォルダ以下に、Windows Vista環境においては「ドキュメント」内のKami Dataフォルダ以下に作られます)。
既存のフォルダを「紙copi Lite」の箱として利用したい場合には、[新しい箱を作る]画面の[他から選ぶ]ボタンをクリックして、フォルダを選択してください。 新しく作成された箱は、アイコンの上から2番目に表示されます。

なお、箱エリア最上部の[新しい箱を作る]ボタンは[動作設定]-[表示設定]タブにおいて[新しい箱を作るボタンを表示する]がオンになっているときにのみ表示されます。


5-2.箱のフォントや色を設定する

「紙copi Lite」では箱ごとに、使用するフォントや文字の大きさ、背景色・文字色、行番号の表示の有無などを設定できるようになっています。

■箱の書式設定方法

  1. 設定したい箱を、箱エリアから選択します。
  2. [箱]メニューの[箱の書式]を選択して[箱の書式]画面を表示します。
  3. 各種設定を行ってから、[OK]ボタンをクリックします。

●[箱の書式]画面解説

名前
箱の名前を変更したい場合にはこの内容を変更します。
箱の保存先となるフォルダの名称も同時に変更されます。
場所
箱の保存場所を示しています。
箱の色
箱エリアでの箱の色を選択できます。
文字
その箱で作成・編集するテキストファイルにおいて使用するフォントと文字サイズを設定します。
標準設定ではフォントに「MS ゴシック」が選ばれていますが、表示するファイルの言語や文字コードによっては適切に表示されないことがありますので、言語ごとに適切なフォントを指定してください。
改行
改行記号の種類を選択します。
マーカ色
マーカの色を指定します。
配色
文字・背景・記号の各色を選択します。
標準で数多くの色が用意されていますが、[Myオリジナル]を選択すると右側に各色を指定する領域が表示されますので、個別に好きな色を指定できます。
設定した色は、配色の下にサンプル表示されます。
定規を表示
本文表示領域の上部に定規を表示するか設定します。
行番号を表示
本文表示領域の左側に行番号を表示するか設定します。
オンとオフの違いは上部にあるサンプル表示で確認できます。
EOFを表示
テキストファイルのファイル末尾にEOF(EndOfFile)記号を表示するか設定します。
オンとオフの違いは上部にあるサンプル表示で確認できます。
全角スペースを表示
全角スペースを記号表示するか設定します。
オンとオフの違いは上部にあるサンプル表示で確認できます。
半角スペースを表示
半角スペースを記号表示するか設定します。
オンとオフの違いは上部にあるサンプル表示で確認できます。
タブを表示
タブを記号表示するか設定します。
オンとオフの違いは上部にあるサンプル表示で確認できます。
この書式を標準にする
現在の箱の書式設定を、今後新しく作成する箱のデフォルトの書式設定に指定します。

5-3.箱の順番を変える

現在「紙copi Lite」の箱として登録されている箱は、すべて箱エリアに表示されています。 新しく箱を作成するとその箱は箱エリアの2番目に追加され、以前の箱は自動的にひとつ下にさがります。 この箱エリアでの箱の並び順を自由に設定することが可能です。

■箱の順番の変更方法

  1. 箱エリアで、場所を移動したい箱のアイコンをクリックします。
  2. 箱アイコンの右側に小さな"≫"マークが表示されたのを確認したら、マウスをクリックしたまま上下にドラッグします。
  3. マウスの移動と共に箱アイコンも同時に移動するので、好きな場所でマウスをはなします。

作成した箱の数が多くなり、箱エリアにすべての箱が表示しきれなくなった場合には、箱エリアの上下に矢印が表示されるようになりますので、このアイコンをクリック、もしくはホイールスクロール機能付きマウスをお使いの場合には矢印の上にマウスカーソルをのせて上下にスクロール操作をおこなってください。
ホイールスクロール中は矢印の色が変化します。


5-4.箱を捨てる

一度作成した箱を削除したいときには、以下の方法で行います。

■箱の削除方法

  1. 箱エリアで削除したい箱を選択します。
  2. [箱]メニューの[箱を捨てる]を選択します。
  3. 箱の削除を確認する画面が表示されますので[OK]ボタンをクリックします。

なお、箱の削除は「紙copi Lite」の中での「箱」を削除するものであり、その箱の保存先となるフォルダ本体は削除されません。 そのため、箱の削除を行っても、その箱の中にある紙が削除されることはありません。
「紙copi Lite」の中での「箱」としての登録を解除するものとお考えください。


5-5.「書き込み禁止エラー」を修正する

■「書き込み禁止エラー」とは?

「紙copi Lite」の「箱」の実体は、普通のフォルダです。
[箱の書式]の[場所]欄に記載されたフォルダ内のファイルを一覧リストに表示するようになっていますので、もし[箱の書式]の[場所]欄に記載されたフォルダパスに箱の名前と同名のフォルダが存在しない場合、「紙copi Lite」ではファイルを表示することができなくなってしまいます。 また、ファイルの保存先が存在しないことになりますので、新しい紙の作成やWebページからの取り込みもできなくなります。

このように「紙copi Lite」が箱の保存先のフォルダを見つけることができない状態のことを「箱が書き込み禁止エラーになっている状態」といいます。 この書き込み禁止エラーが発生している箱を開いた場合、「紙copi Lite」の画面表示は以下のように変更されます。

  • タイトルバーに「書き込み禁止」というエラーを表示
  • 箱エリアの箱アイコンに「E」という文字を表示
  • 本文表示エリアでのマウスカーソルが\印付きの鉛筆に変更

書き込み禁止エラーは、[箱の書式]の[場所]欄で保存先に指定されたフォルダがその場所に存在しないときに発生しますので、箱として使用しているフォルダをエクスプローラなどからほかの場所に移動させたときには、忘れずに[箱の書式]の[場所]欄の設定も[他から選ぶ]ボタンから更新してください。
フォルダだけを移動して[箱の書式]の[場所]欄の更新を行わないままにすると、書き込み禁止エラーが発生します。 また、フォルダ名をエクスプローラから変更したとき、フォルダをエクスプローラから削除したときにも書き込み禁止エラーになります。

■書き込み禁止エラーの修復方法

もし「書き込み禁止エラー」が発生してしまった場合には、以下の操作を行って修復してください。

  1. 「書き込み禁止エラー」になっている箱を箱エリアから選択します。
  2. 一覧リスト上でマウスをクリックするか、箱エリアの箱アイコン上で右クリックして、表示されたメニューから[箱の修復を行う]を選択します。
  3. [箱の修復]画面が表示されますので、フォルダを別の場所に移動したとき、もしくはフォルダ名を変更したときには[保存先フォルダを選ぶ]ボタンをクリックしてください。フォルダを削除したとき、また不明なときには[保存先フォルダの再作成]ボタンをクリックします。

なお、箱の保存先に指定されているフォルダをほかの場所に移動したため、またはフォルダ名を変更したために書き込み禁止エラーが発生した場合には、その箱を選択した状態で、[箱]メニューから[箱の書式]を開き、表示された[箱の書式]画面の[他から選ぶ]ボタンより正しいフォルダの場所を選択することでも修復できます。



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