HTMLファイルを編集する
2種類の編集モードと切り替え方法について
仕事や学校の宿題などのためにインターネットのWebページから情報を取り込んでいると、取り込んだWebページに一言コメントを追加したり、あとから見たときでも一目で重要な部分がどこなのかわかるように、文字の大きさや文字色を変更したいと思うことがあります。
「紙copi」には、WebページからHTML形式で取り込んだ内容をワープロ感覚で簡単に編集することができるHTMLファイルの簡易編集機能が用意されています。この機能を使えば、HTMLの文法など一切知らなくても、誰でも簡単に取り込んだ内容を編集することができます。
また、ソースモードでの詳細なHTMLファイル編集も可能となっていますので、HTMLの文法に詳しい方は更に細かな編集もできます。
一覧リストからHTMLファイルを選択すると通常は「見る」モードで開きます。
「見る」モードではWebブラウザでWebページを閲覧するときと同様、HTMLファイルの閲覧のみが可能となっています。
HTMLファイルを編集したいときには、モード切り替えボタンをクリックして「加工する」もしくは「ソース」のいずれかをクリックします。
なお、表示モードの切り替えはF5キーからも可能です。
F5キーを押すたびに、「見る」モード、「加工する」モード、「ソース」モード、「見る」モードの順番に時計回りに切り替わります。
Shiftキーを押したままF5キーを押すと、「見る」モード、「ソース」モード、「加工する」モード、「見る」モードというように、反時計回りに切り替わります。
ワープロ感覚でHTMLファイルを簡易編集したいときには「加工する」モードを選択し、ソースファイルからの詳細な編集を行いたいときには「ソース」モードを選択してください。
※「紙copi」ではMHT形式で取り込んだファイルを「加工する」モードにて簡易編集することもできますが、ページの内容によっては正常に編集結果が反映されないことがあります。取り込んだページを「加工する」モードにて簡易編集したい場合には[他]メニュー[取り込みの設定]にて、[HTMLの画像の保存方法]欄に[MHT形式]ではなく標準の[相対パス]形式を設定してHTML形式にて取り込まれることをお勧めします。
「加工する」モードで簡易編集をする
「加工する」モードを選択してHTMLファイルの簡易編集画面に切り替えると、本文表示領域の上に以下のツールボタンが表示されます。
名前を変更
- HTMLファイルの見出しを変更したいときにクリックします。
元に戻す/やり直す
- 直前に実行した編集操作を元に戻したり、やり直すときにクリックします。
字を大きくする/字を小さくする
- 文字の大きさを拡大/縮小します。クリックするたびに拡大/縮小の倍率が変化します。
字に色をつける
- 文字色を指定するときにクリックします。クリックすると色の選択メニューがドロップダウン表示されますので好きな色を選択します。[オリジナル色]で好きな色を作成することも可能です。
文書の背景を変える
- ページの背景色/背景画像を指定するときにクリックします。クリックすると色の選択メニューがドロップダウン表示されますので好きな色を選択します。 背景色と背景画像の両方が指定されているときには、背景画像が優先されます。
字を太字にする/戻す
- 文字を太字で強調するときにクリックします。既に選択されているときにクリックすると解除されます。
マーカを塗る/消す
- テキストファイルの「マーカ機能」と同様、文字列にマーカを塗るときにクリックします。
既に塗られているマーカを消したいときは、文章を選択した状態で消しゴムボタンをクリックします。 段落の配置
- 段落を左寄せ・センタリング・右寄せするときにクリックします。
写真や絵を貼る
- 画像を貼り付けるときにクリックします。
表を作成する
- 表を作成するときにクリックします。クリックすると[簡易表の作成]画面が表示されますので、列数や行数などを指定します。
リンクを作成する
- ほかのファイルやインターネット上のWebページなどへのリンクを作成するときにクリックします。文字列を選択してからクリックすると[簡易リンク作成]画面が表示されますので、リンク先を指定します。
文字の大きさを拡大/縮小したいときや、太字・マーカの指定を行いたいときには、あらかじめそれぞれの書式を設定する文字列をマウスで選択してから各ボタンをクリックします。
ページに画像を貼り付けたいときには[写真や絵を貼る]ボタンをクリックして好きな画像を選択します。
背景画像を指定したいときには、[文書の背景を変える]ボタンをクリックして、ドロップダウン表示されたメニューから[背景画像]を選択します。なお、背景画像を消したいときには、[文書の背景を変える]ボタンをクリックして、ドロップダウン表示されたメニューから[背景を消す]を選択します。
表を作成したい場合には、挿入したい位置にカーソルを置いてから[表を作成する]ボタンをクリックします。クリックすると[簡易表の作成]画面が表示されますので、[表のタイトル]欄にはその表のタイトルを、[列数]欄・[行数]欄には表の列数/行数をそれぞれ指定します([表のタイトル]欄は空白でも構いません)。
[線の太さ]欄には罫線の太さを1から5までの5段階で指定します(0を指定した場合には罫線は表示されません)。[表の幅]欄では表全体の横幅をパーセント単位もしくはピクセル数で指定します。
文字列にほかのファイルやインターネット上のWebページなどへリンクを作成したいときには、リンクを指定したい文字列を範囲選択してから、[リンクを作成する]ボタンをクリックします。クリックすると[簡易リンク作成]画面が表示されますので、リンク先となるファイルもしくはWebページ・メールアドレスを指定します。
リンク先として同じ箱内のファイルを指定する場合には[箱参照]ボタンを押し、それ以外の場所にあるファイルを指定する場合には[その他参照]ボタンを押してファイルを選択します。
ページ内の不要な広告画像や表を削除したい場合には、削除対象の画像や表をマウスで選択してからDeleteキーを押します。
画像や表を選択すると、周囲に四角いアンカーポイントが表示されますので、その状態のときにDeleteキーを押してください。
コラム:改行を挿入したいときにはShift + Enterキー
通常テキストファイルの編集ではEnterキーを押すと改行になりますが、HTMLファイルの「加工する」モードでの簡易編集では、Enterキーは段落の終了になります。そのため、見た目には2行分改行が挿入されたようになります。
改行を行いたいときには、Shiftキーを押したままEnterキーを押してください。
「ソース」モードで詳細な編集をする
「加工する」モードではワープロ感覚でHTMLファイルを簡易編集することが可能となっていますが、HTMLの文法に詳しい方のために「ソース」モードでの詳細な編集も可能となっています。
「ソース」モードでの編集は、表示モード切り替えボタンから「ソース」を選択して行います。
「ソース」モードは、「加工する」モードのようにファイル内容をビジュアルに表示して編集するのではなく、画像や文字サイズの指定などを行っているソースを直接編集するためのものです。
「ソース」モードでの編集にはHTMLの文法に関する知識が必要となりますが、「加工する」モードでの簡易編集ではできない細かなページの編集が可能です。
「ソース」モードの編集画面はテキストファイルの編集画面とまったく同様ですので、 「テキストファイルを編集する」 で解説した整形機能や文字情報の確認機能などをすべて利用できます。