テキストファイルを編集する

重要なところにマーカを塗る

メモを書いているときに、"この情報は重要な部分なので、あとから見たときでも一目でわかるようにしておきたい"と思うときがあります。そういったときには、「マーカ機能」でその部分に色を付けておきましょう。

■マーカを塗る方法

  1. マーカを付けたい部分をマウスやキーボードで範囲選択します。
  2. Ctrl+Bキーを押します。

マーカを消したいときには、マーカが塗られている部分にマウスカーソルを置いて、Ctrl+Bキーを押します。なお、範囲選択後マウスを右クリックして、表示されたメニューから[マーカで塗る]([マーカを消す])でも可能です。
※マーカの一部分のみを消すことはできません。

マーカの色は、[箱]メニュー[箱の書式]の[マーカ色]から自由に設定できます。
[マーカ色]右側のボックスをマウスでクリックし、表示された[色の設定]画面から好きな色を指定してください。 [箱の書式]で背景色を白以外に指定している場合、マーカ色は背景色と混ざって表示されるために、[マーカ色]で指定した色と異なる色で表示されることがあります。何度かマーカ色の設定を試してみて、見やすい色になるようにしてください。


文字数を確認する

学校や会社に提出するレポートなどでは、あらかじめ400文字以内などのように、レポートの文字数に制限が設けられている場合があります。 また、携帯電話あてにメールを送信する際には、受信する側の携帯電話の受信可能文字数を超えないよう配慮する必要もあります。 「紙copi」を利用してこれらの文章を作成すれば、今現在の文字数はどれくらいなのかを作成中の画面から簡単に確認することができます。

※[文字情報]画面での文字数確認は文字コードUTF-8及びShift_JISでの日本語のテキストにのみ対応しています。その他の文字コードや日本語以外のテキストでは正しい文字数などを計算できない場合があります。

■文字数の確認方法

  1. 本文表示領域で右クリックしてポップアップメニューを表示します。
  2. メニューから[文字情報]を選択すると[文字情報]画面が表示されます。

●[文字情報]画面解説

総バイト数
現在作成中のテキストファイルのファイルサイズを表示します。
総文字数
改行とタブを除いた、すべての文字数を表示します。
全角文字数
文書内の全角文字の数を表示します。全角スペースも含まれますが、タブは含まれません。
半角文字数
文書内の半角文字数を表示します。
改行数
文書内の改行数を表示します。
タブ数
文書内のタブ数を表示します。

なお、文書内のある部分のみの文字数を確認したい場合には、確認したい範囲を選択後に上記操作を行います。


整形する

インターネットのWebページやメールソフトから文字情報のみを取り込んだ場合、余分な空白や改行が挿入されていることがあります。 「紙copi」にはそのような紙の体裁を簡単に整える「整形」機能が用意されています。
また、「整形」機能には文章を任意の文字数で改行する機能も用意されていますので、メールで送る文章の作成にも便利です。

■紙の整形方法

  1. [編]メニューから[整形]を選択します。
  2. [整形]画面が表示されますので、実行したい操作を選択して[実行]ボタンをクリックします。

●[整形]画面解説

不要な改行と左余白を除去
改行のみの行が2行以上連続している場合には2行のみに整形し、行頭の半角スペースとタブ文字を削除します。
不要な左余白を除去
行頭の半角スペースとタブ文字を削除します。
指定された文字数で改行する
任意の文字数で改行します。文字数の指定は、[実行]ボタンをクリックしたときに表示される[改行]画面の[一行文字数]欄において指定します。
なお、ここでの文字数は半角での指定となります。そのため、日本語(全角)で折り返す場合は「文字数かける2」の数値を指定してください。
改行文字数にかかった欧文単語の分割を禁止して次行へまとめて送りたい場合には[欧文単語のワードラップ]をオンにし、行頭の閉じ括弧や行末の開始括弧を禁止する処理を有効にしたい場合には[日本語行頭行末禁則]をオンにして[改行する]ボタンを押してください。
選択された範囲のみ整形する
範囲選択された部分だけを整形処理したいときにオンにします。
範囲選択された状態で[整形]画面を表示すると設定可能となります。

現在の日付を貼り付ける

ふっと思いついたアイデアのメモや外出中の同僚へかかってきた電話の連絡メモなど、その用途は異なりますが、私たちの一日を振り返ってみると実に多くのメモを作成していることに改めて気付くのではないでしょうか。
メモを作成する際には思いついたときにすぐ作成できることが非常に重要になってきますが、「紙copi」では起動直後の状態で既にメモを作成できる状態になっており、しかも自動保存機能によってファイル名入力や上書き保存操作も必要ありません。まさに、「紙copi」はメモを作成するのに打ってつけのソフトといえるでしょう。

思いついたアイデアや誰かにあてた連絡メモは、あとから見たときにいつ作成したものなのかが一目でわかるように、作成日を記入しておいたほうが便利です。しかし、メモを作成するたびにわざわざカレンダーや時計を確認して手動で記入するのは、少し手間のかかる作業です。 そこで、「紙copi」ではショートカットキーの入力ひとつで、作成中の文章に現在の日付を貼り付ける機能が用意されています。

■現在日時の貼り付け方法

  1. 本文表示エリアで、現在の日付を貼り付けたい位置にマウスカーソルを置きます。
  2. F8キーを押します。

以上の操作で、マウスカーソルの位置に現在の日付が貼り付けられます。

貼り付けられる日付の書式は、[他]メニュー[動作設定]の[編集]タブにある[日付の挿入]から選択することができます。

[日付の挿入]にはあらかじめ日付の書式が9つ用意されています。しかし、これ以外の自分独自の書式を貼り付けたいと思う方もいらっしゃると思います。そのような方のために「紙copi」では「定型文」機能に より多くの日付の書式を用意しています。独自の書式で日付を貼り付けたい方は、「定型文」機能をご利用ください(「定型文」機能の詳細は 「定型文を作成する」 を参照してください)。

なお、[日付の挿入]において[紙を新規作成したとき文末に日付を挿入する]をオンにすると、新しい紙を作成したときに自動的に指定された書式の日付がファイルの末尾に追加されるようになります。


長い文章から特定の単語など文字列を簡単に見つけ出したいときには検索機能が利用できます。また、ある文字列をほかの文字列に変更したいときには置き換え機能が利用できます。

検索機能は、本文表示エリア右上の検索ボックスからおこなう方法と、[探]メニューの[探す]から検索画面を表示しておこなう方法のふたつが用意されています。

[探す]画面を表示しておこなう場合は検索オプションを詳しく設定してから検索することができ、検索ボックスからは前回の設定で素早く検索することができます。

■検索ボックスから文字列を検索する

  1. 検索したい紙を開いてから、画面右上の検索ボックスをクリックします。
  2. 見つけたい文字列を入力して、Enterキーを押します。
  3. 現在のカーソル位置より下に検索ボックスへ入力した文字列が見つかった場合には、その文字列が「紙copi」の画面で範囲選択されます。
  4. 同じ検索対象の文字列で検索を続けたい場合には、F3キーを押します。

■[探す]画面から文字列を検索する

  1. 検索したい紙を開いてから、[探]メニューの[探す]を選択します。
  2. [探す]画面の[検索文字列]欄に見つけたい文字列を入力して[下を探す][上を探す]ボタンをクリックします。
  3. 現在のカーソル位置より下に[検索文字列]欄へ入力した文字列が見つかった場合には、その文字列が「紙copi」の画面で範囲選択されます。
  4. 同じ検索対象の文字列で検索を続けたい場合には、F3キーを押します。

[探す]画面で現在のカーソルの位置より上方向の文章を対象に検索したい場合には[上を探す]ボタンをクリックします。
すべての文章を対象に検索したい場合には、カーソルを文書の先頭に移動してから上記いずれかの検索方法を実行してください。

[探す]画面において[一般検索]欄の[英大小文字を区別]をオンにすると、検索文字列中の半角アルファベットの大小文字を区別して検索します。
[全角半角を区別]をオンにすると、英数かな文字の全角半角を区別して検索します。
[正規表現検索]を選択した場合には、正規表現での検索が可能です(使用可能な正規表現のメタ文字は 「正規表現のメタ文字一覧」 を参照してください)。

[探す]画面の[高度な検索]内には小箱内の紙も検索対象に含めるためのオプションやHTML/MHTファイルをソースモードにて検索するためのオプション、特定の期間に更新された紙のみを検索するためのオプションが用意されています。
これら[高度な検索]内の各オプションは[高度な検索]が展開された状態のときにのみ設定状態が検索処理に反映され、閉じられた状態の時にはすべての項目が無効になります(これらオプションがすべてオフの状態と同じ動作となります)。

[高度な検索]内の[小箱も検索][更新日]はともに複数の紙を対象にした検索時に使用します。複数の紙を対象にした検索方法については、「複数の紙を対象に検索する」 において解説しますので、以上の各オプションについてはそちらを参照してください。

[HTMLファイルはソースモードで検索]は、HTML/MHTファイルを検索する際にヘッダーやコメントなど、通常「見る」「加工する」モードでの表示には現れない部分も検索対象に含めたいときに使用します。このオプションをオフにして検索したときにはHTML/MHTファイルを「見る」モードで検索し(「加工する」モードにてHTML/MHTファイルを開いている時には「加工する」モードのまま検索します)、オンにして検索したときには常に「ソース」モードにてHTML/MHTファイルを検索します。
HTML/MHTファイルを「ソース」モードにて開いている状態で[探す]画面を表示すると、このオプションは自動的にオンの状態になっています。

なお、何も紙を表示していない状態で検索ボックスから検索すると、現在開いている箱に対して「箱内一括検索」が行われます。箱内一括検索については、「複数の紙を対象に検索する」 において解説します。

■文書内のある文字列をほかの文字列に置き換える

  1. 置き換えたい紙を開いてから、[探]メニューの[置き換え]を選択、もしくは検索ボックスの虫めがねアイコンをクリックして表示メニュー内の[置き換え]をクリックします。
  2. [置き換え]画面の[検索文字列]欄に置換対象となる文字列を、[置換文字列]欄には置換後の文字列をそれぞれ入力して[下を置換][上を置換]ボタンをクリックします。
  3. [検索文字列]欄に入力した文字列が見つかるとその文字列を置き換えるか確認する画面が表示されますので、置き換えて構わない場合には[はい]ボタンを、置き換えないで以下の文章を探す場合には[無視して次へ]ボタンを、置き換え処理を終了する場合には[閉じる]ボタンをクリックします。

[置き換え]画面内の[英大小文字を区別][全角半角を区別]の各欄では検索機能と同様、置き換え対象文字列の検索条件を指定することができます。
また、[正規表現検索]を選択した場合には、[検索文字列]欄・[置換文字列]欄に正規表現を使用することができます([検索文字列]欄と[置換文字列]欄に使用可能な正規表現は異なります。それぞれにおいて使用可能な正規表現のメタ文字は 「正規表現のメタ文字一覧」 を参照してください)。

[置き換え]画面にて[一括置換]ボタンをクリックした場合には、置き換え確認画面を表示することなく、文書内の対象文字列をまとめて置き換えます。

[探す][置き換え]で使用した単語は、自動的にそれぞれ10個まで記録されます。頻繁に同じ単語での検索・置き換えを実行する方には[単語]欄から簡単に希望する単語を呼び出すことができるので便利ですが、同じパソコンを使用している人に過去どのような単語を使用したのか知られてしまう可能性もあります。
そのような不安に対処するため、[探す][置き換え]で使用した単語の履歴をすべて削除する機能が用意されています。

  1. [探]メニューの[探す]もしくは検索ボックスの虫めがねアイコンをクリックしてメニュー内の[探す]をクリックします。
  2. [探す]画面の[検索文字列]欄でドロップダウンメニューをクリックします。
  3. [検索・置換文字列履歴の削除]をクリックします。
  4. 確認ダイアログが表示されますので、[OK]ボタンをクリックします。
  5. 削除が完了した旨のダイアログが表示されますので、[OK]ボタンをクリックします。


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