4.「紙copi Lite」で取り込む

4-1.取り込み機能とは?

「紙copi Lite」の取り込み機能とは、インターネット上のWebページなどから、好きな範囲の内容を、そのままの見た目を維持した状態で自分のパソコンの中に保存する機能です。
マウスひとつで簡単に操作できるようになっていますので、保存しておきたいと思ったときに即座に実行できます。

インターネットを利用して調べものをしている人は多いと思いますが、「紙copi Lite」を使用すれば見つけた情報を次から次と自分のパソコンの中に保存していけますので、まるで新聞や雑誌から必要なところだけをスクラップするような感覚で、情報を収集することができます。

日本語のページからだけでなく、中国語や韓国語などの他言語で作成されたページからも、HTMLファイル・テキストファイルの両方で取り込むことができますので、海外のWebページで公開されている情報も自分のパソコンの中へ取り込むことができます。


※取り込み元のWebページの構成によっては、Webブラウザでの表示を再現できない場合があります。

※Windows VistaにてInternet Explorer7/8より取り込む場合、取り込み操作実行時にセキュリティ警告が表示される場合があります。この場合には、Windows Vistaにてお使いの方へ 内の Windows Vista環境でのInternet Explorerからの取り込み を参照して対応してください。

「紙copi Lite」を使用すればインターネット上の情報を簡単に自分のパソコンの中に取り込んでおくことができます。大変便利なこの機能ですが、取り込んだ情報の扱いには注意が必要です。
インターネット上で公開されている情報の多くは、公開しているページを作成した人が「著作権」という権利を有しており、この権利を侵害することのないような取り扱いが必要です。
例えば、著作権法では、下記のような利用が認められているため、ご参考にしてください。

「私的使用のための複製」
個人的な用途等の私的な使用範囲を想定した著作物の複製は、著作者の許諾がなくてもこれを行うことができます。
「引用」
第三者に発表するレポートや広く公衆に閲覧させるホームページ等に他人の著作物を引用して利用したい場合、著作権法第32条で定める「正当な引用」の範囲内であれば、著作者の許諾を得ることなく、利用することができます。
一般に他人の著作物の引用については、以下のような要件をすべて満たす必要があると言われています。
  • その引用が必要不可欠であること
  • 引用する他人の著作物があくまでも「従」であって、「主」ではないこと
  • 引用する著作物と自己の著作物とが明確に区別されていること
  • 引用する量は必要最小限であること
  • 著作者の意に反する改変がなされていないこと
  • 引用する著作物の出所が明示されていること

4-2.4種類の取り込み方法と「紙 常駐」

取り込み方法には以下の4つがあります。

  • マウスの右クリックメニューからの取り込み(Internet Explorer・Firefoxに対応)
  • キーボード(ショートカットキー)からの取り込み
  • 取り込みたい範囲をマウスで[取り込み窓]へドラッグ&ドロップする取り込み
  • 取り込みたい範囲をマウスで「紙copi Lite」の本文表示エリアへドラッグ&ドロップする取り込み(テキスト形式のみ)

このうち、キーボードからの取り込みと、取り込みたい範囲をマウスで[取り込み窓]へドラッグ&ドロップする取り込みの2つの方法は、タスクトレイに「紙 常駐」が起動している場合のみ使用できます。

「紙copi Lite」のインストール時に[スタートアップに登録]をオンにした場合には、既にWindowsの起動と同時に「紙 常駐」がタスクトレイに常駐するようになっています。
もしタスクトレイに「紙 常駐」のアイコンが表示されていない場合には以下の操作を行ってください。

  1. 「紙copi Lite」を起動し、[他]メニューの[動作設定]を選択します。
  2. [基本設定]タブの[タスクトレイに常駐する]をオンにします。
  3. [ショートカットアイコンの作成]ボタンをクリックします。
  4. 表示された画面の[スタートアップに登録]をオンにして、[次へ]ボタンをクリックします。

なお、FirefoxからのHTML形式取り込みを行うためには、別途Firefox用「紙copi」アドオンをインストールする必要があります。詳細は次節をご覧ください。


4-3.Firefoxからの取り込みとアドオンの導入

「紙copi Lite」はInternet ExplorerのほかにMozilla FirefoxからのHTML形式取り込みにも対応しています(Firefox2・Firefox3・Firefox3.5に対応しています)。
Internet Explorerからの取り込みには追加プログラムのインストールは必要ありませんが、Firefoxから取り込むためには別途Firefox用「紙copi」アドオンのインストール・設定作業が必要になります。
Firefox用「紙copi」アドオンはこちらのページにおいて無料配布していますので、FirefoxにおいてもHTML形式取り込みを行いたい方は、以下の手順よりFirefoxへのインストール・設定操作を行ってください。

■Firefox用「紙copi」アドオンインストール・設定方法(Firefox3.5の場合)

  1. アドオン配布元ページをFirefoxにて開き、[Firefox プラグイン for 紙copiを今すぐダウンロード!]をクリックします。
    ※Firefox以外のWebブラウザでクリックした場合には、[ファイルのダウンロード]画面が表示されますので、デスクトップなどへダウンロードしてください。
      Firefox用「紙copi」アドオン配布元:https://www.kamilabo.jp/firefox/
  2. [ソフトウェアインストール]画面が表示されますので、確認後[今すぐインストール]ボタンをクリックします。
    ※デスクトップなどへ"kamicopiplugin.xpi"ファイルをダウンロードした場合には、Firefoxのウィンドウへ"kamicopiplugin.xpi"ファイルをドラッグ&ドロップして[ソフトウェアインストール]画面を表示してください。
  3. アドオンのインストールが終了すると「アドオン」画面右上に「Firefoxを再起動」ボタンが表示されますので、ボタンを押してFirefoxを再起動します。

Firefox用「紙copi」アドオンのインストール・設定完了後は、Internet Explorerからの取り込みと同様、Firefoxにおいても右クリックメニュー経由で好きな範囲の内容をHTML形式で取り込むことができるようになります。
※アドレスバーのアイコンをドラッグしての取り込み・画像のみの取り込みには対応していません。

※Firefox用アドオンは右クリックメニュー経由で取り込み操作を行った時に機能しますので、Firefoxからの取り込みはショートカットキー経由やD&Dによる取り込みではなく、右クリックメニュー経由で実行することをお勧めします。


4-4.取り込みの設定

実際に取り込み操作を行う前に、取り込みに関する各種設定を行います。
[他]メニューから[取り込みの設定]画面を選択してください。[動作設定]画面の[取り込み設定]タブが表示されます(タスクトレイの「紙 常駐」アイコンを右クリックし、表示されたメニューから[取り込みの設定]を選択することでも設定画面を表示できます)。

IEの右クリックメニューから取り込む
Internet Explorerよりマウスの右クリックメニュー経由で取り込むためには、この項目がオンになっていなければいけません。
取り込んだ文書の文末にタイトルと日付とURLを付記する
どのページからいつ取り込んだかを自動的に記録するようになります。
画像がWebブラウザのキャッシュになければ、接続して取得する
この項目をオンにすることで、Webブラウザ(Internet Explorer・Firefox)からの取り込み精度が向上します。
なお、この項目をオンにした場合、WebページからのHTML/MHT形式取り込み時、Station.exeやKami_NextFGets.exeファイルがインターネットへ自動で接続しようとすることがあります。これら実行ファイルのインターネット接続は、Webブラウザのキャッシュから取得できなかった画像ファイルなどを取得するためにのみ行われます。
ドラッグしたとき、画面の右端に取り込み窓を表示する
マウスのドラッグ&ドロップによる取り込み操作を利用するには、この項目がオンになっていなければいけません。
そのとき、「見たまま保存」か「文字だけ保存」かを選ぶ
上の項目とこの項目がオンになっている場合、「取り込み窓」へのドロップ操作後に取り込むファイル形式を選択するメニューが表示されるようになります。
取り込み先の箱
マウスの右クリックメニューからの取り込み操作、キーボードからの取り込み操作を実行したときに、どの箱へ取り込むかを指定します。
標準設定の[取り込む時に選択する]が選ばれている場合には、取り込み操作を行うたびに、画面中央に取り込み窓を表示して毎回選択するようになります。
それ以外の[箱名 に固定]が選ばれている場合には、常にその箱の中へ取り込まれるようになります。
取り込み窓で表示する箱の個数
画面右側に表示される[取り込み窓]経由で取り込むときに、いくつの箱を取り込み先候補として表示するかを[変更]ボタンより設定します。
画面の解像度によって表示可能な箱数が異なりますので、表示可能な範囲の数字を選択してください。
取り込み窓の時間
画面中央に表示される[取り込み窓]経由で取り込むときに、前回取り込んだ箱へ自動的に取り込まれるまでの時間を[ふつう][短め][長め]より指定します。
[ふつう]では3秒間、[短め]では1秒間、[長め]では5秒間表示します。
取り込み窓のスクロール速度
画面右側に表示される[取り込み窓]では4つの箱のみを表示し、それ以上の箱が登録されている場合には、[取り込み窓]の上下に小さな矢印が表示され、その矢印にマウスを載せることでほかの箱がスクロール表示されるようになっています。
この項目では、その矢印にマウスを載せたときのスクロール速度を[ふつう][速め][遅め]の三段階から選択できます。
HTMLの内部画像の保存先
インターネットから「絶対パス」方式で取り込んだときに、画像ファイルをどのフォルダ以下に保存するかを指定します。
通常は「相対パス」方式で取り込むので設定する必要はありません。
HTMLの画像の保存方法
WebページからHTMLファイル形式で取り込んだ場合の画像の保存方式を選択します。特別な理由がない限り、標準設定の[相対パス]を選択してください。詳しくは コラム:取り込み形式について を参照してください。
紙クリーナー
[絶対パス]形式にて取り込んだWebページ内の画像を対象に、不要になった画像フォルダを調査・削除するときに使用します。詳細は 4-10.不要な画像フォルダを削除する を参照してください。

また、[動作設定]内[高度な設定]の[HTML/MHT形式取り込み時の文字コード][テキスト形式取り込み時の文字コード]項目それぞれにおいて、[UTF-8]もしくは[常に標準文字コード]を指定してください。
初期設定では[HTML/MHT形式取り込み時の文字コード][テキスト形式取り込み時の文字コード]いずれも[UTF-8]が指定されています。通常この設定を変更する必要はありませんが、標準文字コードを初期設定のUTF-8以外へ自ら変更し、取り込み時の文字コードもそちらにあわせたい場合には、[常に標準文字コード]を指定してください。

なお、ショートカットキー経由での取り込みを行う際に使用するキーの設定は、[動作設定]の[ショートカット]タブより設定できます([選択中の文書を取り込む]および[選択中の文字だけ取り込む]項目)。


4-5.2種類の[取り込み窓]

「紙copi Lite」には、どの箱の中へ取り込みたい内容を保存するかを選択するための[取り込み窓]が2種類存在します。
ひとつは、[動作設定]画面[取り込み設定]タブの[取り込み先の箱]項目において[取り込む時に選択する]が選ばれている場合に画面中央に表示される[取り込み窓]。
そしてもうひとつが、[ドラッグしたとき、画面の右端に取り込み窓を表示する]が有効になっている場合に画面右端に表示される[取り込み窓]です。

画面右端に表示される[取り込み窓]はドラッグ&ドロップ操作によって取り込んだときにのみ表示され、画面中央に表示される[取り込み窓]はそれ以外の取り込み方法を利用したときに表示されます。

画面右端に表示される[取り込み窓]の表示箱数は、[動作設定]-[取り込み設定]タブの[取り込み窓で表示する箱の個数]欄にて指定できます。最小2個から最大15個までの任意の個数を指定できますが、画面の解像度によっては指定された数の箱を表示しきれない可能性もあります。[変更]ボタンをクリックすると表示される[Drop時表示箱数指定]画面では各解像度ごとの表示限界値が表示されていますので、こちらを参考に最適な数値を指定してください。
[取り込み窓で表示する箱の個数]欄にて指定された数以上の箱が「箱エリア」に登録されている場合には、ドロップ時に[取り込み窓]下部へ小さな下矢印アイコンが表示されます。この矢印アイコンの上にドラッグした状態のままマウスカーソルをのせると箱がスクロールしますので、初期状態で表示されていない箱へも取り込むことができます。

画面中央に表示される[取り込み窓]では12個の箱を表示するようになっていますが、それ以上の箱が登録されている場合には[取り込み窓]下部に横スクロールバーが表示されますので、こちらにおいても登録してあるすべての箱を取り込み先に選ぶことができます。

画面中央に表示される[取り込み窓]を利用して取り込む場合、[取り込み窓]が表示されてから数秒間マウスやキーボードの操作を行わないと、自動的に前回取り込んだ箱(太字で表示)へ取り込まれます([取り込み窓]の表示時間は[動作設定]-[取り込み設定]タブの[取り込み窓の時間]欄より選択可能です)。
取り込みをキャンセルしたい場合には[取り込み窓]の外をマウスでクリックするか、ESCキーを押してください。

コラム:取り込み形式について

「紙copi Lite」での取り込み形式は「相対パス」形式のみとなっています(有料の「紙copi」ではMHT形式での取り込みにも対応しています)。

相対パス
Internet Explorerで[名前を付けて保存]をおこなったときと同様、HTMLファイルとページ内で使用されている画像ファイルを別々の場所で管理する方式です。
取り込んだ内容を「紙copi Lite」の中だけでなくInternet Explorerや他のブラウザで閲覧することもできますし、通常のHTMLファイルの文法に即して画像ファイルなどを読み込み指定していますので、他のソフトを使用して取り込んだ内容を再編集することも可能です。

4-6.Webページを丸ごと取り込む方法

Webブラウザ(Internet Explorer・Firefoxに対応)で表示しているページを丸ごと取り込みたい場合には、以下の方法が利用できます。
※FirefoxからのHTML形式取り込みには別途Firefox用「紙copi」アドオンのインストールが必要です。Firefoxからはアドオンを導入して右クリックメニュー経由で取り込まれることをお勧めします。詳細は 4-3.Firefoxからの取り込みとアドオンの導入 を参照してください。

●マウスの右クリックメニュー経由

  1. 取り込みたいWebページ上で右クリックします。
  2. ポップアップしたメニューから[紙にページ全体を取り込む]を選択します。
  3. 画面中央に[取り込み窓]が表示されますので、取り込み先の箱を選択します。

●ショートカットキー経由(「紙 常駐」必要)

  1. 取り込み元のWebブラウザがアクティブになっている状態で、Ctrl+Aキーを押してページ全体を選択します。
  2. 次のいずれかの操作を行います。
    画像なども含めて取り込みたいときには、Ctrl+Shift+Gキーを押します。
    画像などは含めず文字情報だけを取り込みたいときには、Ctrl+Shift+Tキーを押します。
  3. 画面中央に[取り込み窓]が表示されますので、取り込み先の箱を選択します。

●画面右端の[取り込み窓]経由(「紙 常駐」必要)

  1. 取り込み元のWebブラウザがアクティブになっている状態で、Ctrl+Aキーを押してページ全体を選択します。
  2. 画面右端へ選択範囲をマウスでドラッグします
    (Internet Explorerではアドレスバーのアイコンをドラッグでも可能)。
  3. 画面右端に縦長の[取り込み窓]が表示されますので、取り込み先の箱を選択します。
  4. [見たまま保存(HTML)][文字だけ保存(TXT)]を選択するポップアップメニューが表示されますので、どちらかを選択します。

●「紙copi Lite」の画面にドラッグ&ドロップする取り込み

  1. 取り込み元のWebブラウザがアクティブになっている状態で、Ctrl+Aキーを押してページ全体を選択します。
  2. 「紙copi Lite」を起動し、Webブラウザと「紙copi Lite」が両方表示されるように配置します。
  3. Webブラウザの範囲選択された部分を、「紙copi Lite」の本文表示エリアにドラッグ&ドロップします。

4-7.Webページの一部(選択範囲)を取り込む方法

Webブラウザ(Internet Explorer・Firefoxに対応)で表示しているページの一部分(選択範囲)だけを取り込みたい場合には、以下の方法が利用できます。
※FirefoxからのHTML形式取り込みには別途Firefox用「紙copi」アドオンのインストールが必要です。Firefoxからはアドオンを導入して右クリックメニュー経由で取り込まれることをお勧めします。詳細は 4-3.Firefoxからの取り込みとアドオンの導入 を参照してください。

●マウスの右クリックメニュー経由

  1. 取り込みたい部分をマウスで範囲選択します。
  2. 選択した範囲の上で右クリックし、ポップアップしたメニューから[紙に選択箇所を取り込む]か[紙に選択箇所の文字だけ取り込む]を選択します。
  3. 画面中央に[取り込み窓]が表示されますので、取り込み先の箱を選択します。

●ショートカットキー経由(「紙 常駐」必要)

  1. 取り込みたい部分をマウスで範囲選択します。
  2. 次のいずれかの操作を行います。
    画像なども含めて取り込みたいときには、Ctrl+Shift+Gキーを押します。
    画像などは含めず文字情報だけを取り込みたいときには、Ctrl+Shift+Tキーを押します。
  3. 画面中央に[取り込み窓]が表示されますので、取り込み先の箱を選択します。

●画面右端の[取り込み窓]経由(「紙 常駐」必要)

  1. 取り込みたい部分をマウスで範囲選択します。
  2. 範囲選択された部分をマウスで画面右端へドラッグします。
  3. 画面右端に縦長の[取り込み窓]が表示されますので、取り込み先の箱を選択します。
  4. [見たまま保存(HTML)][文字だけ保存(TXT)]を選択するポップアップメニューが表示されますので、どちらかを選択します。

●「紙copi Lite」の画面にドラッグ&ドロップする取り込み

  1. 取り込みたい部分をマウスで範囲選択します。
  2. 「紙copi Lite」を起動し、Webブラウザと「紙copi Lite」が両方表示されるように配置します。
  3. Webブラウザの範囲選択された部分を、「紙copi Lite」の本文表示エリアにドラッグ&ドロップします。

4-8.Webページ内の画像ファイルだけを取り込む方法

※Internet Explorerからの取り込みにのみ対応しています。

●マウスの右クリックメニュー経由

  1. 取り込みたい画像の上で右クリックしてポップアップメニューを表示します。
  2. メニューから[紙に画像を取り込む]を選択します。
  3. 画面中央に[取り込み窓]が表示されますので、取り込み先の箱を選択します。

●画面右端の[取り込み窓]経由(「紙 常駐」必要)

  1. 取り込みたい画像をマウスで画面右へドラッグします。
  2. 画面右端に縦長の[取り込み窓]が表示されますので、取り込み先の箱を選択します。

●「紙copi Lite」の画面にドラッグ&ドロップする取り込み

  1. 「紙copi Lite」を起動し、Internet Explorerと「紙copi Lite」が両方表示されるように配置します。
  2. Internet Explorerの画面から取り込みたい画像を「紙copi Lite」の箱エリアにドラッグ&ドロップします。

※Windows Vista環境のInternet Explorer7/8では右クリックメニュー経由での画像のみ取り込みが「保護モード」により正常に行えないことがあります。Vistaにてお使いの方は[取り込み窓]経由もしくは「紙copi Lite」画面へのドラッグ&ドロップ取り込みを行ってください。


4-9.Webページ以外からの取り込み方法

「紙copi Lite」はWebページだけでなく、Outlook ExpressなどのメールソフトやWordやExcelなどのソフトからも、好きな範囲だけを取り込むことができます。

●ショートカットキー経由(「紙 常駐」必要)

  1. 取り込みたい部分をマウスで範囲選択します。
  2. Ctrl+Shift+Gキーを押します。
  3. 画面中央に[取り込み窓]が表示されますので、取り込み先の箱を選択します。

●画面右端の[取り込み窓]経由(「紙 常駐」必要)

  1. 取り込みたい部分をマウスで範囲選択します。
  2. 範囲選択された部分をマウスで画面右端へドラッグします。
  3. 画面右端に縦長の[取り込み窓]が表示されますので、取り込み先の箱を選択します。

●「紙copi Lite」の画面にドラッグ&ドロップする取り込み

  1. 取り込みたい部分をマウスで範囲選択します。
  2. 「紙copi Lite」を起動し、取り込み元のソフトと「紙copi Lite」が両方表示されるように配置します。
  3. 範囲選択された部分を、「紙copi Lite」の本文表示エリアにドラッグ&ドロップします。

なお、Internet Explorer・Firefox以外のソフトから取り込んだ場合には通常文字情報のみの取り込みとなりますが、WordやExcelからショートカットキー経由で取り込んだ場合には、HTMLファイル形式となりますのでそのままの見た目が維持されます。

コラム:特定のソフトで[取り込み窓]を表示しないようにする

[動作設定]-[取り込み設定]タブにおいて[ドラッグしたとき、画面の右端に取り込み窓を表示する]がオンになっている場合、どのソフトでドラッグ操作を行っても画面右端に[取り込み窓]が表示され、簡単にそのソフトから取り込むことができるようになっています。
しかし、画像編集ソフトなどのドラッグ操作を多用するソフトでは、ドラッグ操作のたびに[取り込み窓]が表示されるのは煩わしいと感じることと思います。 そこで、ドラッグ操作を行っても、そのソフトにおいては今後[取り込み窓]が表示されなくなるように設定することができます。

  1. [取り込み窓]を表示したくないソフトにおいてドラッグ操作を行います。
  2. 画面右端に[取り込み窓]が表示されている間に、[スペース]キーを押します。
  3. [以後、このソフトでは、取り込み窓は表示されなくなくなります]というダイアログが表示されますので、[OK]ボタンをクリックします。

以上の操作で、今後そのソフトにおいてはドラッグ操作を行っても[取り込み窓]が表示されなくなります。 再び[取り込み窓]を表示したくなったときには、そのソフトでのドラッグ操作中に[スペース]キーを押してください。


4-10.不要な画像フォルダを削除する

ver1.966までの「紙copi Lite」にて「絶対パス」方式(過去に採用していた「紙copi Lite」独自の取り込み形式)にてWebページからHTML形式で取り込んだ場合、HTMLファイルから読み込まれるすべての画像ファイルなどはKami Dataフォルダ内のHtmlImageフォルダ以下へ保存されています。

「相対パス」にて取り込んだHTMLファイルの画像フォルダは読み込み元であるHTMLファイルが削除されると同時に削除されますが、「絶対パス」で取り込んだHTMLの画像フォルダはHTMLファイルが削除されても同時には削除されません。

そこで、読み込み元のHTMLファイルが存在しなくなり不要となった画像フォルダを調査・削除するためのツールが用意されています。

■不要な画像フォルダの調査・削除方法

  1. [他]メニューから[取り込みの設定]を選択します。
  2. [紙クリーナー]ボタンを押します。
  3. 表示された画面の[調査開始]ボタンを押します(調査完了までに数分かかることがあります)。
  4. 調査が完了すると全画像フォルダ数・画像ファイル数の通知ダイアログが表示されますので、確認後[OK]ボタンを押します。
  5. 全画像ファイルの調査結果が一覧表示されますので、赤字で表記されているファイルが存在した場合には[不要フォルダの掃除]ボタンを押します。

[紙クリーナー]画面の調査結果一覧において、[リンク元の有無]欄に「○」表記されている場合には、そのファイルを読み込むHTMLファイルが存在していることを意味します。
黒字で「×」表記されている場合には、そのファイルを読み込むHTMLファイルが存在しない(リンク切れになっている)ことを意味し、赤字で「×」表記の場合には、そのファイルと同じ画像フォルダに入っているすべてのファイルがリンク切れになっていることを意味しています。
[不要フォルダの掃除]ボタンから削除されるのは、[リンク元の有無]欄において赤字で「×」表記されているファイルの画像フォルダとなります。
黒字で「×」表記されているファイルに関しては、そのファイル自体はリンク切れになっていますが、そのファイルと同じフォルダ内の別ファイルがリンク切れとはなっていないため、[不要フォルダの掃除]ボタンを押しても該当するファイルの画像フォルダは削除されません。

なお、[紙クリーナー]からの不要画像削除は「絶対パス」方式にて取り込んだHTMLファイルにおいてのみ必要な操作となります。
「相対パス」にて取り込んだ場合には操作の必要はありません(ver2.8以降の「紙copi Lite」では「相対パス」方式が標準の取り込み形式になっています)。

また、「絶対パス」方式にて取り込んだHTMLファイルは、[相対パス変換プログラム]によって取り込み後に「相対パス」方式へ変換することも可能となっています([相対パス変換プログラム]による変換方法は、8-10.「絶対パス」方式で取り込んだHTMLを変換する をご覧ください)。



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